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「千里の道も一漕から」

こんにちは!

経済学部1回生漕手の伊林凛です!!


いきなり私事で恐縮ですが、3日前に19歳の誕生日を迎え、今心身共に一皮むけた様な気持ちでブログと向き合っています。フレッシュな僕の作文を少しでも見ていっていただけたら幸いです。


さて、12月に入って1週間が経ち、冬の寒さも佳境に差し掛かる今日この頃、皆様どうお過ごしでしょうか。僕は絶望しています。Head of 淀も終わり、これから過酷な過酷な冬練が始まろうとしているからです。


まず僕がボート部に入部したきっかけは、入学2日目にその場で出来た友達に「ボート部のタダ飯に行こう」と誘われた、というものでした。そのままあれよあれよと試乗会に申し込まされ、「朝だけだから」という甘言に乗せられて気付いたら入部を宣言していました。(僕を誘うだけ誘って、どこへ消えたのですか、颯太さん。)


実際は思ったより朝だけではなかったし、これまでロクな運動経験のなかった僕にとって、ボート部での生活は艱難辛苦の連続でした。初めから周りよりタイムは出なかったし体力もなかったし、張り合えそうな人達は1ヶ月も経たずに辞めて行きました。部活に入るまで連続で3キロ以上走った事もなかった僕にとって、エルゴは当初も今も大敵です。3000m×3があるだけで、朝練時から授業を受けている間まで1日ずっと思い出しては憂鬱な気持ちになるほど苦手です。


ただ、辛いことばかりでもありません。

ボート部に入ってからの生活は本当に忙しくて、しかしとても充実しています。

同期の仲間たちと居る時間は本当に楽しくて部活に入って良かったと感じるし、先輩方も根気強く指導してくださって、優しくて強くて尊敬しています。そんな人達と艇に乗り込んで行う乗艇練習は大変だけれどやりがいがあるし、大会で目標を達成できた時の喜びは言い表せません。こんなにも熱い人達に巡り合わせてくれたボート部には感謝しかありません。


ですが同時に、こんな風にも考えるのです。

自分も精一杯頑張ってみてはいるけれど、先輩には言うまでもなく同期にも遅れを取ってしまっている現状と、全員の力がそのまま艇速に繋がるチームスポーツであるというボートの特性を鑑みて、自分が大きく仲間の足を引っ張ってしまっていると。僕の体力がない事で困るのが自分だけではないという事実が頭を悩ませることが夏を越えてから増えました。弱い自分が艇速を下げて、航路をストサイ側に曲げて、仲間の足を引っ張ってまで漕手としてボートを続けることはわがままなのではないかとずっと思い悩んでいます。


それでも、わがままを言わせて欲しいです。迷惑だと思われても仕方がないけれど、軟弱者なりにもう少し頑張ってみたいです。冒頭にも書いたように、これから冬練が始まります。この7ヶ月間更新し続けてきた人生最大の運動量を超える運動量になると思います。そんな練習に耐えられるのか自分でも分かりません。これまで以上に自分の弱さに打ちのめされる事になると思います。それでも、春に入部を決めた自分に胸を張れるよう、最大限頑張りたいと思います。


「千里の道も一歩から」

今は辛いこの一漕ぎ一漕ぎが積み重なって、いつか振り返った時、そこに千里の道が出来ていますように。


105代 伊林凛

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