お疲れ様です。 新3回生漕手の戸井田黎です。 最近、同期が次々と退部していきます。ここまで積み上げてきたものを一瞬にして崩すという選択肢、私にはできません。 部活は楽しいことばかりではないですが、私にとって部活の仲間はかけがえのない存在であり練習後にエッセンを食べながら女子ローと喋っている時間は本当に幸せな時間なので、たとえ人数が減っても頑張っていきたいなと思っています。 それでは本題に入ります。 突然ですが、この文章を見たことがある人はいますか? 「漕手になる潜在力は超人的なスタミナと不屈の意志、そして細やかなテクニックを習得する知性をもちあわせている者。それは個人の野望を二の次に変わる能力、自分自身でなく栄光のためでもなく一緒に乗る仲間のために櫂を漕ぐことのできる者である。」 これは艇庫一階の壁にかかってある文です。ついこの前この文章があることに気づきました。 この文章の解釈は「漕手はスタミナと意志とテクニックを習得する知性を潜在力として持っていて、自分自身ではなくまずは同じクルーの人を思いやりなさい」という意味だと私は読み取りました。 正直今の私は自信を持って3つの潜在力を持っているとは言えません。特にテクニックは一番足りていないと思います。 だから、漕手全員がこの3つの潜在力を持っているとは限らないと思います。私だけ足りていないのかもしれませんが、、、。 ですが同じクルーの人を思いやって練習に取り組むというのは私はできている気がします。 悪く言えば、私は自分のために練習に取り組むと「どうせ痛い目に合うの自分だしエルゴ手抜いてもいっか。」という考えしかでてこないので部員のことを考えて「同じクルーになった時に相手に迷惑がかからないようにちゃんと練習しよう」「マネさんにいつか2000TTの8分カットする瞬間をみてもらうために頑張ろう」と考えています。おそらくこの考え方は間違ってはないですが自分以外の人だけを考えて練習に取り組むのは良くないと思います。自分のために練習できてこそ本気で部活動に取り組んでいると言い切れるのだと思います。 来シーズン、私は相手のためだけでなく自分のためにも練習に取り組める人になれるようにボートへの向き合い方を考えながら3回生を迎えようと思います。 そうすれば新たな発見もできる気がします。 冬練があと少し残っている今、この艇庫に書かれた文章
関西大学体育会漕艇部の部員ブログです!部員の心のうちを覗いていってください!