どうも!1回生漕手の椿根拓真です。ブログの日程が決まってからずっと何をしていても「どんなことを書こうかなー」ということが頭から離れませんでした。ボート部のブログという文化を知ったときに先輩方が正直な思いを書いていて、「いつか自分もこんな熱い思いを正直に書かんなあかんのか」と少し憂鬱に思っていました。しかし全日新、加古川の試合を通して「この経験は絶対に記録に残しておきたい!」と思ったのでそこで感じたことを書こうと思います。思っているより長くなってしまったので、頑張って最後まで読んで欲しいです。
・全日新
初めに全日新のメンバーが発表されたときは正直、嬉しいというよりも周りのレベルについていけるかという不安がすごく大きかったです。そして発表のすぐ後に練習日程や目標を決める最初のクルーミーティングがありました。そのときに他の人達のボートへの熱が自分よりはるかに大きいことを感じて自分が選ばれたことに後ろめたく感じたことを覚えています。
乗艇練習が始まるとすぐにオッ盾組の1回生と、2回生が朝早いにも関わらず活発に意見を出し合ったり、僕にアドバイスをしてくれたりしました。そこで同じ1回生でも技術だけでなくボートへの向き合い方が全然違うなと思うのと同時に、絶対にガッカリされたなくないなと思いました。自分たちの動画を見て課題を見つけてくれたり、クルーの課題にあった練習メニューを提案してくれたりしたおかげもあって僕個人としてもクルー全体としても日に日に良くなっていっているという実感がありました。
そして向かえた全日新本番、最初に掲げていた目標タイムの6分55秒を達成することができて4組中3着という喜ぶような結果ではなかったかもしれないけど、ゴール直後はガッツポーズをしたいくらい嬉しい気持ちになりました。
2レース目が終了したとき、思うような順位になれなかったことへの悔しさももちろんあったけど、このクルーで乗れる最後のレースだったということに気づいてとても悲しかったです。
この全日新で僕はかなりレベルアップできたなと思いました。でもそれ以上にボートへの熱、練習や試合の向き合い方を学んだし、これから3年間続けていく上でもとても意味のある1ヶ月半になったと思います。
・加古川
全日新が終わるとすぐに加古川の練習が始まりました。対抗エイトには選ばれなかったけど、今まで乗ったことのなかったメンバーと一緒にエイトに乗れることがワクワクしたし、全日新で学んだことを活かして漕げるのが楽しみでした。練習が始まるとメンバーが変わっただけでとても新鮮な気持ちで面白かったです。以前よりもモチベーションも高くなったし、1回1回の乗艇を大切にしようという気持ちをもって練習していました。
加古川初戦、絶対に2位以上で予選突破したいレースでしたが、スタートからずっと大阪大学Bが視界の端に映っていてとてもしんどいレース展開でした。しかし、なんとか最後まで粘って2着でゴールできました。もう少しも動けないくらい漕いだはずなのに、ゴールしたときは喜びで疲れなんか忘れていました。僕としては初めての、レースで勝つという経験で「こんなに嬉しくて気持ちいいんや」と思いました。今までの人生で経験したことない感情でした。
準決勝、スタートからゴールまで船としても個人としても課題が残るレースでした。初戦ほど全力を出せたかというとそうでもないし、ずっとストサイ側に曲がっていて自分の力不足を実感しました。レースが終わりすぐに、エイトAが接戦の中1着でゴールをして全力で喜んでいる姿を見て、自分達との差が思ってるよりも大きいことに気づいて悔しかったです。それに羨ましかったです。
順位決定戦、みんなで絶対にぶっちぎりで1位をとろうと決めてレースに挑みました。しかし結果は2位で、1位とも僅差ではありませんでした。いつも通りの実力が出せたレースではあったけど、やっぱりとても悔しかったです。
全日新、加古川を通してほとんどが悔しい気持ちが残るレースでした。ですが1回心の底から喜べるレースができたというのはとてもいい経験になったと思います。これから練習、試合をしていくうえで「もう悔しい思いをしたくない」という気持ちよりも、「あのみんなで全力で喜ぶ時間を味わいたい」と思った方が頑張れるなと思いました。だからこれからのボート生活であと何回喜べるか楽しみです!
最後に、この2度の遠征を通して今まで見えてなかったマネージャーさんの支えに気づく機会が何度もあり、感謝の気持ちでいっぱいです。レースのことだけに集中して生活できたのはずっと動いてくれていた人がいたからだと気付かされました。これからもよろしくお願いします。僕も感謝の気持ちを忘れずその期待に応えられるような選手になります!
以上でブログを終わります、ありがとうございました。
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