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体育会生から見た箱根駅伝

 明けましておめでとうございます。

102代COXの森合一樹です。


OB・OGの皆様や大学関係者の皆様におかれましては、昨年も多大なご声援・ご支援を賜り、誠にありがとうございました。本年も一層の精進を重ねて参りますので、変わらぬご支援とご声援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。



現役部員の皆さん、年末年始は良いオフを過ごせましたか??


自分は年末インフルに罹ったので、M-1などはほぼ倒れそうになりながら見てました。

そして年明け引いた大阪の某神社でのおみくじで「凶」を引きました。(する事なす事全て思うようにならないらしいです)

新年早々桃鉄でいうキングボンビーが1年間取り憑くのが決定したような感じですが、数ヶ月後にミニボンビーぐらいに変えられるように祈っときます。



さて今年も箱根駅伝を往路・復路ともにテレビで見ました。

かれこれ見始めてから10年目ぐらいです。

今回で101回目でしたが、今年も面白かったですね!(見てない方はごめんなさい🙇)


僕と同じような熱狂的なファンのために手短に振り返ると(興味ない人は飛ばしてください)

兄・大和さんを彷彿させる走りだった中央大吉井くん。

花の2区では、さすがの駅伝男・青学黒田くんや今シーズン駅伝で大活躍した國學院大平林くんの意地の走り。

青学は山登り→若林くん/山下り→野村くん、どちらも区間新記録。

世代最強と呼ばれる駒沢大佐藤くんは今シーズンケガでなかなかレースにも出られてない中、区間記録を1分塗り替える異次元の走り。駒沢大の復路優勝に大きく貢献しました。

総合優勝した青学はやはり対応力と総合力がありましたね。



今までは大学生という大人に近い人が走っているという感覚で見てましたが、今はもう同学年や下の世代の人がチームを引っ張っていると考えると、面識もない人たちだけど刺激を受けました。



ちなみにですが、陸上競技は駅伝に出場する選手は駅伝シーズン前は他の大会に出ています。


その中でハーフマラソンは一つの実力の目安になりますが、今回の箱根駅伝出場校のうちどこの大学の平均タイムが1番早かったと思いますか?

また、陸上界では

・出雲駅伝(出雲市内を6人で繋ぐ)

・全日本大学駅伝(名古屋・熱田神宮〜伊勢神宮を8人で繋ぐ)

・箱根駅伝

の3つが大学三代駅伝と呼ばれますが、今年は箱根以外はどこが優勝したかご存知ですか?

(出雲・全日本は関大も出てましたよ〜)



答えは…

ハーフマラソン平均タイム

→1位駒澤大、2位國學院大、3位青山学院大

出雲・全日本→どちらも國學院大が優勝


箱根駅伝はご存知の通り青山学院大学が連覇しましたが、意外とそのまま他の駅伝やレースでもダントツ速いというわけではないのです。


このようなデータがある中、青山学院大学が箱根駅伝で強い理由は様々あると思いますが、その一つに「小さなことの積み重ね」を学生自ら徹底していることが挙げられると思います。


今回の箱根駅伝後、寮長であり原監督の奥様でもある原美穂さんが答えたインタビューでは、


「本当に強い子たちの集まりだったので。その座をとらなきゃいけないという厳しさもあるでしょうし、寮生活で基本的なことをやるというのを徹底的にやってくれた」と明かした美穂さん。寮の掃除であったり、スリッパをそろえる。走るだけでなく、何気ない私生活の部分から“厳しさ”がにじみ出ていたという。(2025/1/9 デイリースポーツから引用)


とありました。

勝てるチームは、競技面はもちろん生活面でも日々小さなことを積み重ねていることがとても分かるエピソードです。



原監督は普段テレビで見るとただよく喋る明るい監督と思われがちですが、寮では各々が個別に


・目標設定(+壁に貼り出し)

・目標に対して選手間の少人数制ミーティング


を行い自らの現在地と将来の姿を学生にイメージさせてきました。

また、学生自身もただ与えられたメニューをこなすだけでなく、『自律』して自分の目標とそこから現状何が足りないのかを考えています。

実際、記者が寮へ取材に行くと青学の寮だけはどんな時でも玄関で誰かが青トレ(青学独自のストレッチや体幹トレーニング)を行っているそうです。



立場・実力ともに違えど、私たちも同じ大学生として大きな目標があり日々努力しているということは変わりません。


私たちは「インカレ入賞」という目標を掲げています。

上回生は昨シーズン神崎や浜寺、戸田で味わった強烈な敗北感・悔しさを忘れた人はいないと思います。


年も明けました。もうすぐテストも終わります。

冬練キツイ人もいるかもしれませんが、ここが踏ん張りどころです。

ここから切り替えて改めてインカレ入賞のために頑張りましょう💪


そして私たちはチームで戦っています。

チーム全員で目標に向かって努力していかないと目標達成出来ないことは、上回生はよく分かっていると思います。

ここからもう一度頑張ればインカレ入賞出来るはずです。成し遂げます。

チーム全員でインカレ入賞のために出来ることから積み重ねて頑張っていきましょう‼️


最後に、巧さんの昔(2022/7/22)のブログを借ります。

「対校クルーの結果が関西大学の結果になる、試合に出ていない人にもその結果が残るということです。ボートにはクルーがあるのでそうは考えにくいかもしれませんが、1人1人の行動が、その大学の対校クルーの結果として表れていると僕は考えます。」



今回もミスチルの曲を書かせてください。

今回は、大分古いですが1999年発売のシングルです。

シングルとアルバムで

「I’ll be」(Mr.Children)

腑甲斐無い自分に 銃口を突き付けろ

当たり障り無い 道を選ぶくらいなら

全部放り出して コンプレックスさえもいわばモチベーション

人生はいつもQ&Aだ

永遠に続いてく禅問答

そしていつの日か僕も dead

I'll be back

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