「これが私の選んだ道」
101 代、漕手の細野花歩です。
インカレまで10日を切った今、レースに向けて練習している私の姿は半年前には誰も想像できなかったと思います。私自身もです。
今年の冬、体調不良が続き、体力的にも精神的にもボートを漕ぐことが出来ないと判断し、競技から離れる期間を作りました。休んでいる間、みんなの足を引っ張っている申し訳なさと、引退まで半年なのに頑張ることができない自分に不甲斐なさを感じていました。これからどうするのが正解なのかたくさん悩みました。
出した答えは、自分の気持ちに正直に行動することでした。そして、西日本選手権に向けて練習する期間、サポート側に回るという決断をしました。自分勝手な決断と思いながらも、最後まで私がボート部にいるために、その時はそうするしかありませんでした。ボートを漕がなくても、何らかの形でチームに貢献することが出来れば、悔いなく引退できると考え、アドバイスや練習の補助をすることにしました。乗艇を見て欲しいと頼まれたり、アドバイスで良くなりましたと言われた時は本当に 嬉しかったです。このチームにいる存在意義を感じられました。
改めて、関大ボート 部を好きになった期間でした。
ですが、私の中でやっぱり最後は漕いで終わりたいと言う思いが少なからずありました。西日本が終わり、このまま漕がずに終わるか、数ヶ月でもいいから漕いで終わる か決める時が来ました。体調が良くなったことに加え、艇庫に行き、みんなと話した りご飯を食べているうちに一緒に漕いで、引退したいと強く思いました。その時、漕 手としてボートに向き合いたいと思えたことが、本当に嬉しかったです。
こんな自分勝手な私を尊重して、受け入れてくれた現女子ローのみんなには感謝しかないです。ありがとう。
7 年間ボートを続けることができたのは、周りの人に恵まれていたおかげです。その中でも、同期の存在は大きくて、個性豊かなみんなとこの4年を過ごすことができ、私は幸せ者です。ありがとう。
そして、4 年前、関大漕艇部を見つけ、最後まで関大に入ることを諦めず、入学を掴んだ私。ありがとう。
たくさん愛を伝えてくれる後輩、相談に乗ってくれる頼れる先輩、部活をしている私をいつも褒めてくれる友達、そして、私の選んだ道を応援し続けてくれる家族に良い 結果を報告できるよう、ラストレース、全力で漕ぎ切ります。
そして、レースが終わったら、最後まで戦った自分を 1 番に褒めてあげたい。
101代 細野花歩
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