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1238日

 「 1238日 」


お疲れ様です!

4回生マネージャーの山口遥渚です。


関大ボート部のマネージャーとして過ごすのも残り10日ほどとなりました。私が入部してからの日数が気になったので調べてみると、1229日らしいです、、(数字に圧倒されますね、、)それだけ長い時間を過ごしたボート部での日々はやはりとても濃いものだったなと感じています。きっと、大学の4年間を振り返ったときにいちばん思い出されるのはボート部でのことです。私の大学生活の中心にあったのは間違いなくボート部で、その存在は自分で思っている以上に大きかったのだと思います。その証拠に、引退後の生活がどんなものになるのか想像がつかないし、何をしたらいいのか分かりません、、笑笑 なんとなく、旅行に行きたいなぁ、、などと考えていますがそれくらいです。


1回生の新歓の時期、ある部活のブースに行くために大学に向かった私は早速正門で足止めを食らい(声をかけていただき)ました。ボート部の先輩でした。勧誘され、そのままブースに連れて行かれ(連れて行っていただき)、試乗会に参加することを決めました。あのとき勧誘していただいた先輩方やブースで丁寧に説明してくださった先輩は今でも覚えています、、ありがとうございました、!!試乗会ではクォドに乗せていただき、2本のオールで漕ぐ難しさを身をもって知ると同時に部の雰囲気に惹かれ、あれよあれよという間に入部しました。


私が入部した頃はコロナ禍だったためzoomでミーティングやトレーニングをしていたのを覚えています。ある日の全ミで当時の幹部の先輩方から、コロナのこともあり西日本(もしくは関選、もしくはその両方)を棄権するという報告がありました。入部したばかりの私は正直その状況やコトの重大さをあまりよく理解できていなかった部分があったと思うのですが、画面上で見る先輩方の悔しそうな表情や涙を流す姿はとても印象的でした。そのときに、ポジション関係なくここにいる先輩方がどれだけの想いを持ってボートに向き合いどれだけ真剣に部活に取り組んでいるのかを実感させられた記憶があります。と同時に、そんなかっこいい先輩方がたくさんいるボート部の一員になれて嬉しい気持ちや、サポートする立場としてやっていけるか不安な気持ち、マネージャーとして1日でも早くチームに貢献できるように頑張りたい気持ちなどいろいろな感情がごちゃまぜになりました。この出来事は入部してすぐの私にとってもかなりインパクトが強く、入部当初の私の「頑張りたい」の源になっていたのだと思います。


そんなこんなで、1回生の頃はマネージャーの先輩方にとにかく必死についていっていました。夕方、授業が終わると艇庫に向かい、自転車に乗って伴走して動画を撮り、21時頃に家に帰る。大学に入ってこんなに自転車を漕ぐことになるとは想像していませんでした。おかげで自転車を漕ぐスピードは確実に上がりました。2回生になるくらいで初めてエッセンを経験したと思うのですが、1回で作る量にはさすがに驚きました。遠征に行けば1食でお米を60合近く炊くこともあったのですが慣れとは怖いものですね、、給食のおばちゃんの気分です。


はじめは新鮮で楽しいと思えていた部活も、私の場合はその「楽しい」がずっと続いたわけではなく、何のためにやっているのか分からなくなったこともありました。マネージャーの業務をただこなすだけ、言われたことをやるだけ、、部活に慣れてきて段々といろいろなことが分かるようになってくると、日々同じ事の繰り返しのように感じてしまいしんどいなと思ったり、自分の至らなさからなかなかうまくいかないなと悩むことも多々ありました。自分のなかでさまざまなことを考え、悩み、そんな悶々とした日々を過ごした時期はシンプルに辛かったです。笑笑 それでも今日まで続けてこれたいちばんの理由は同期マネの2人の存在があったからです。本当にありがとう。大変なことがあっても2人と話していると、なんとかなるな、乗り越えられるなと思えたり、私ももっと頑張らないとなと思わせてくれることが何度もありました。2人とは考え方が似ていることが多く、私も同じこと思ってたー!という場面がよくあったのでだいぶ救われていました、、3人でここまでこれて今はホッとした気持ちです。最後の最後まで一緒に駆け抜けようー!、、、総じて、2人には感謝の気持ちでいっぱいです。改めて、ありがとうね!


マネージャーとして活動する原動力になっていたものは他にもあって、選手のみんなの頑張る姿もそのひとつです。普段は和気あいあいとして和やかな雰囲気のみんなも、水上では真剣にボートに向き合い汗を流す一生懸命な姿がかっこいいなと思います。ミーティングに入らせてもらったときには、みんなのボートに対する熱い想いが聞けて、こんなこと考えながら漕いでるんだなと勉強させてもらっていました。練習時間以外に艇庫や大学ですれ違うこともあって、エルゴやトレーニングなど見えないところでも努力しているんだろうなと思う瞬間もたくさんありました。サポートをする立場として、そんなみんなの笑顔が見たいという思いがとても大きかったです。やっぱり、試合は毎回笑顔で終わってほしいし、選手のみんなの喜んでいる姿を見ると私も嬉しくなります。そのためにたくさん動画を撮ったり、自分にできることを見つけてやってきたつもりではあります。ですが、私自身至らない点が多く、もっとこうできたらいいのになと思うことが山ほどありました。後輩のマネージャーに対しても申し訳なく思っています。後輩にしてあげられたことは決して多くないけれど、みんなから「部活楽しいです!」という言葉を聞いたときは本当に嬉しかったです。長く続けていれば、それぞれ思うところはあるだろうけれど、ボート部で頑張るという選択肢をこれからも取り続けてくれるともっと嬉しいです。


マネージャーは艇に乗って試合に出て結果を残すわけではありません。自分がやったことが直接目に見える形で現れるわけでもありません。チームとしての結果を残すという面では直接的な貢献はできないかもしれないけれど、チーム運営の面では少なからずマネージャーの頑張りが現れると思っています。OBさんとのやり取りを行い部の支援に繋げてくれる人がいたり、ボート部の活動報告や情報の周知を行うなど広報を担当してくれる人がいたりと、その他にも運営の面でマネージャーのみんなが見えないところで活躍してくれています。私は会計を担当し、その業務に取り組むなかで多くのことを学ばさせていただきました。会計業務も目に見えるものではありませんが、毎月のように大きなお金を動かしていたので責任感を感じる瞬間でもありました。広い視野を持つ、先を見据えて動く。この2つもとても大事なことだったように思います。チーム運営に携わったことで、たくさんの方が関大ボート部に関わり支えてくださっていることを改めて感じました。部員だけではこの部活は決して成り立ちません。大学、保護者の方、OBさん、河川の協会、各ボート連盟、、並べるとキリがありませんが多くの方の支えによってボート部の活動が実現されています。頭の片隅に入れておいてもらえると嬉しいです。


大変長くなりましたが、、最後に。

部活をずっと続けていると、周りの友だちが旅行に行っているのをSNSで見たり、高校のときの友だちと夏休みの帰省の時期が合わず地元で会えなかったりして、周りを羨ましく思ったり落ち込むこともありました。ですが、その分暑い日も寒い日もボート部のみんなと目標に向かって一生懸命になれたことを考えると、何ごとにも代えがたく誇れる経験ができたなと思っています。ボート部に入っていなければみんなには出会えていなかったのかなと考えることもあります。もしそうならば、入部してよかった!3年半、ここで頑張れたことが私の財産になったなと今よりも強く実感できる日を楽しみにしておこうと思います。



インカレまであと5日。

ここまで長かったようであっという間でした。

みんなの笑顔を見て、私も笑顔で終われたらもう大満足です。悔いはありません。

みんなの力が存分に発揮されますように、!

あと少しですが、マネージャーとして最後まで精一杯頑張るのでよろしくお願いします!




101代 山口遥渚

コメント

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