「ラストブログ」
4回生 長島
お疲れ様です!
まさかのラストブログのトップバッターを飾る4回生の長島です。川上君は、早くブログを出しましょう。
最初の写真は、入部初日に、いもっちゃんの誕生日祝いに鉢合わせた時のものです。同期全員と全く仲良くなってないのに、一緒にケーキを食べました。あの時の気まずさは、今でも鮮明に覚えています。しかし、今となってはいい思い出です。
2つ目の動画はボート部に入って1週間くらいの時、巧とダブルに乗った時のやつです。同じ動きをすることに非常に苦戦しました。あの時よりも、今上手くなっていることに、嬉しさを感じます。
今後、同期がラストブログで、ボートに役立つ知識や知恵などを拡散してくれると思います。なので、私は一風変わったブログにしようと思います。私のラストブログの形式としては、過去の先輩たちに倣って、自らの過去の振り返りを行いたいと思います。
では、早速、振り返っていきます!
1年生
10月の中旬にボート部に入部しました。入部する時期が遅かったので、周りと馴染めるか不安でした。しかし、皆優しく接してくれたので、仲良くなれました。嬉しかったです。
その1ヶ月後の11月に初めての試合に出ました。初めての2000mの試合だったので、とても疲れました。だけど、楽しかったです。
新型コロナウイルスで部活が1ヶ月できない時がありました。家の周りを走ったり、皆とzoomで繋がって、一緒にトレーニングしました。大変でした。
2年生
皆と海に行ったり、山に行ったりして毎日いっぱい遊びました。思い出をいっぱい作りました。楽しかったです。2年生の時は年間通して、2試合しかできなかったけど、充実していました。
夏に、初めて2000tt7分カットして嬉しかったです。
3年生
今まで出たことない大きな大会に出て、いっぱい緊張しました。いい成績を出すことができて、嬉しかったです。
3年生の夏頃から、どんどん体も大きくなりました。ちょっとムキムキになりました。
3年生の10月に最高学年になりました。大人になった気分になりました。
スーパーマーケットでバイトを始めました。大変でしたが、いい経験になりました。
4年生
就活と部活との両立が大変でした。でも、頑張りました。
ミー3に新しいベッドが届いたので、いっぱい寝ました。気持ちよかったです。
今まで風邪を引く機会が全くなかったんですが、1ヶ月ごとに風邪を引くようになりました。体調管理を頑張ろうと思いました。
ちょっとお高い病院に行くようになりました。少し金欠になりました。
約4年間、週6回、部活をしました。夏の日は暑かったです。冬の日は寒かったです。だけど、春と秋の日は、気温がちょうどよかったです。
このように、過去を振り返ってみると、いろんなことがあって楽しかったです!
今までみなさんありがとうございました!
---Fin---
本当は、このような内容の軽いブログで終わりたい。
しかし、この4年間ボート部での思い出は、非常に濃いものだ。あえて例えるなら、冷めたカップラーメンの汁のようだ。
上記のようなブログでは、これまでの4年間への冒涜になると思い、真のラストブログを書くことを決心した。
今から、約1ヶ月前の7月中旬、高校の部活仲間の結婚祝いのために、東京へと帰った。
その夜、東京の実家に泊まり、自室で夜を明かしていた。偶然、埃の被った高校の卒業アルバムが目に止まった。導かれるように、それを手に取り、おもむろに懐かしい1ページをめくった。ページをめくるごとに、あの青春の日々が鮮明に甦る。
先生の目の前で堂々と寝た授業、毎日早弁をした休み時間、高校生活の全てを費やした部活動など。
あの頃、全く理解できなかった担任の先生や部活の監督、コーチの卒業の言葉は、ようやく今になり身に染みた。
そんな感傷に浸りながら部屋の明かりを消し、いきものがかりの「SAKURA」「帰りたくなったよ」を目を瞑りながら聴いた。その夜は終始思い出にふけていた。過去の記憶にずっと居たくなった。
翌日の朝、東京から仲間が住む仙台へと向かった。
約1年ぶりに仲間と会った。
手土産として卒業アルバムを持っていき、仲間と思い出を振り返り、分かち合った。さらに、過去に戻りたい気持ちが増した。
帰路につき、過去に引きづられている私をお構いなしに、深夜の高速バスは目的地へとどんどん前に進んでいく。
深夜2時過ぎ、いびきや寝言の聞こえる真っ暗な車内に嫌気がさし、私はイヤホンをつけ、目を閉じる。
いきものがかりの「歩いていこう」が偶然再生された。
モヤモヤしていた気持ちがなくなり、歌詞が体全身に巡った。これまで心ここに在らずだったが、我に返った。その後、ある1つの気づきを得た。
高校時代への郷愁の念は、過去の自分が行動した結果、生まれたということ。過去の挑戦の積み重ねである。
これは、浪人やボート部での困難を乗り越える力や卒業以降も感情を分かち合える仲間を私に与えてくれた。そして、大学生活は、これらに何度も助けてもらった。
では、ボートに捧げ挑戦し続けたこの大学生活に、
将来的に郷愁の念を抱けるのか?
これから社会に出たとき、私を助けてくれるだろうか?
答えは言うまでもない。
1年後、2年後、この大学生活を振り返った時に、同じような感情を抱くだろう。
今後、仲間たちと思い出という最高のお酒のつまみを何度も噛み締めることになるだろう。
後1ヶ月もないが、そんなものを1つでも多く創っていきたい。
車内に、曙光が入ってきた。
コメント
コメントを投稿