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楽する努力、努力する楽

木舩幸太

僕ら1回は春からエイトに乗ったりクォドに乗ったりしてきました。比較的人数の多い船なので、沈する恐怖もなく悪い意味でクルーのメンバーに頼れる船に乗ってきました。夏から少しずつ小艇に乗る機会が出てきました。善とのダブルでは許可なく三国に行って怒られたり、全く後ろを見てなくて橋の柱でトップボールを破壊して呆れられたりもしました。三国に行ったのは全く悪いと思ってないんですけど。瀬田ではかなりタイム良かったけど、レース侵害で除外を喰らってしまいました。そのちっちゃい試合でも来てくれたしゅんやさんはやっぱ大好きで頑張ろうと思えました。そこからシングルに2回ほど乗って、思ったより漕げて褒められてちょっと嬉しかったです。小艇に乗る度に自分で動かしている感じや、歪みが全部船に出る所に沼って行きました。そんなスカルを楽しんでいた所で秋季選手権のクルー発表がありました。たくみさんとのダブルになって嬉しい気持ちと、インカレで1番の好成績を納めているたくみさんに喰らいつかないといけない緊張感と闘志が生まれました。この部活に入って初めての気持ちでした。新人としかダブルに乗ったことがなくて、オールメンで漕ぐのが怖い所から始まり、それでも初めから目標は優勝でした。まあ色々あって、2週間で仕上げるしか無くなりました。まずはビビらずレンジを取れるよう慣れるまで漕ぎました。普通の練習をしていても絶対優勝出来ないのでたくみさんが決めてくれたメニューが終わってからもかなり漕ぎました。いや、思ってるより漕ぎましたよ。その日潰せそうな課題は潰すまでやって、それで出てきた課題は次の日に潰しました。経験の差を埋めるのに必死だったと思います。なんなら超えたろと思いましたが傲慢すぎましたね。追いつくことは出来ひんけど日に日に差が埋まっていってる実感があって、感覚の方向も揃ってきた感じがしていたと思います。自転車を漕ぐ感じとかワイルドスピードで例えたりとか感じ方捉え方が2人でピタッと合ったあの感じはダブルでしか体験できないと思います。そのどんどん合っていくのが楽しくてしんどいなとかは感じない2週間でした。これまでしてきたスポーツではいかにサボって勝つかと疲れないことに努力を注いできた自分が、いつの間にかしんどい努力を楽しむ自分に変わった2週間。新しい気分でした。練習量と気合いで絶対に他に負けない自信があったから試合での緊張は皆無でした。試合の振り返りはこの前したから省きますが、銅メダルって形に出たのが凄く嬉しかったです。自分にも努力できることがわかった今、起業してランボルギーニに乗る自分の夢へ努力したいと思います。


ありがとうございました

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