あと1ヶ月で4回生引退というわけですが、その時にはまだ引退しない4回生政策創造学部の庵床数馬です。正直、えっ?、意外、って思う人がいるかと思いますが、僕の引退はインカレから1ヶ月後の関西学生秋季大会と考えております。理由は、今年も新人指導をしてきて新人をこの大会で優勝させたいという思いがあったからです。おそらく、2回生から三年間新人指導をしてきたので、引退はまだ60日くらいありますが、ラストブログということなので、四年間をざっくり振り返っていこうかと思います。
僕は、入学直後サークルに入ろうと思ってましたが、当時の山根さんから勧誘され、試乗会でボートからの景色が綺麗だったので、入部を決意しました。そして、加古川で初出場を果たし、2回生になって新人指導で浜寺準優勝、夏には初の戸田レース、3回生になってコロナで3ヶ月ほど自粛、9月には西日本で初めてのシングル(通称:沈伝説)、冬には800キロ漕、そして、今年の関西選手権で最後の漕手出場を終えました。その他にも、球技大会や登山、海などさまざまな思い出が残りました。
今考えると、僕が部活に勧誘されず、そのままサークルを探してた僕はどうなっていたのかと思います。僕は、雰囲気が暗い、酒と気が弱いので、サークル入らなかったのかもしれませんし、入っても馴染めず、あまり楽しい毎日を過ごせない、何回も飲み会に行って酒で具合が悪くなっていたかもしれません。極めつけは就活も終えてたかどうかもわかりません。ですが、ボート部に入って私は一生の仲間や大会に向けて練習する充実な毎日が得られたこと、出かけて遊びに行く回数、写真などの新しい趣味が増えたことなどがあります。振り返ってみると過去の経験や、環境は今の自分をしっかり作り上げているのだと感じました。それと、やめることがなかったからこそ、自己形成ができたのであって、改めて”継続は力なり”を再認識しました。
以上の文章を見て、私は本当に「ボート部に入部してよかった」と思います。そして、この経験が社会に出ても未来の自分を作る原動力になると感じます。今後、部活を辞めようと思ったりする人がいるかもしれませんが、私が言う「ボート部に入部してよかった」というのは最後の時期に来ます。なので、自己形成や今後の成長のために踏み止まって仲間と共に継続してほしいと思います。
ここからは話がそれますが、私が4年間で1番心に残った試合を紹介します。インカレ2019の男子舵手なしクォルドプルA決勝です。優勝した仙台大学は1500メートルまで2位との差が2秒の3位でした。そこからラスト500メートルは全部レート42はでてそうなスパートで最初の500の1:31より早い1:27でゴールしました(2位は1:32でゴール、優勝したエイト優勝の中央大学のラスト500より早く、生で観てたので鳥肌が立ちました。YouTubeにも上がっているので見て欲しいですが、後輩たちには声援のある雰囲気を知ってほしいです。コロナ前ではそれが当たり前だったので、ぜひその雰囲気を知って、自分たちが引退するまでに声援を肌で感じてゴールできるよう全員でコロナ対策を続けていただきたいと思います。
ここまで長い文章となりましたが、これで最後の話とさせていただきます。2ヶ月後の大会(Coxとして出場)で僕は引退となりますが、僕が3年間新人指導してきた後輩中心で出場します。これは僕の4年間の集大成であると位置付けているので、終わりには全員がメダル持って喜んでいるシーンを望んでいます。あくまで僕の望みなので、自分の力を全て出してきって今年度の大会を終えてくれたら充分です。頑張っていきましょう!
ご精読ありがとうございました。
2019年インカレ男子舵手なしクォドルプル決勝
https://m.youtube.com/watch?v=i4PfRzCLlr8&list=PLQQuLGC1AaZKk7pH5aRaEEnC7PAJmqCxo&index=24
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