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98代漕手 藤井

 こんにちは、3回生人間健康学部の藤井京吾です。

この自粛期間、皆さんはどのように過ごしましたか?

僕は単位を全部取得するために練習時間や寝る時間、携帯触る時間を削ってレポートやテスト勉強に励んでいました。僕には姉や兄がいるため仕事をしながらでもレポートの確認をしてくれました。兄弟がいて幸せだと感じました。高校では当時偏差値が36くらいで(今調べたら46だった)学年クラス最下位から2番目をキープしていましたが、商業では頑張って上位にいたので簿記とかマーケティングなどの検定をたくさん持ってます。僕の周りはほとんど就職しましたが、ボートを続けたかったので運がよく関大に入ることができました。大卒に検定にと勝ち組ですが、プレゼンテーション能力と学力はありません。

 

 余談しすぎました、本題に入ります。今回は僕が考えていることや、どんなことを考えながらボートをしているのかを話します。

 

 僕は、ボートが好きで更に全国でトップまで登りたいと思い、大学でもボートをやると決めていました。高校の頃から、大学入ってインカレ上位に行って、何かしらの縁があって企業でもボートをやるという理想を抱いていました。日本代表の合宿に3回も行ったりして色々と知識や経験を得ました。シングルのレース、ウエイト、エルゴは上位でしたが、上に行く決め手となったのがK先輩やS君が好きな「ランニング」でした。僕は30位中27位でした。小学生や中学の時は得意でしたが、身長も伸びて体重も増えて高校ではランニングはしていなかったので当然ジョギング並みに遅いです。ボートにおいて「ランニング」は大切だと実感しました。

 

 僕が基本的にボートの練習のときに何を考えているのか。深く言うと、あまり何も考えていません。なぜなら、深く考えてしまうとバランスにも影響するし、いつの間にか力が抜けていることがあるからです。京大や府大や同期みたいに賢くはないのでじっくり考えないとイメージできません。だから練習前や選考前に考えます。合宿しているときはみんなが先に寝ている中、振り返り動画を見たり、携帯にメモしたり。けど練習時に言われたことはイメトレして体に移してみるとかそういったことを考えています。

 

けれど今では、一昨年の11月に腕神経叢(肩)の損傷が見つかってリハビリをしていく中、先生に「ボートをやめないと日常生活にも影響でるし、ボートをするには我慢が必要になるよ。」と言われました。腕の状態がよくなるまでトレーニングができなくて細くなったり、雨の日は腕が痛くて重くて今でも続いています。地元の友達や家族に企業でも続けたいという夢を捨てたことを決意しました。当然、ネガティブになり、精神的にも病み、手を差し伸べてくれる人はあまりいませんでした。

 

けどこのままでは、充実したボート人生を送れないと思って、目標を変えました。その目標を達成するために英会話やスペイン語の勉強を頑張っています。4~5年したらオーストラリアに行くつもりです。当然、「お前には無理」とか言われましたが、夢を諦めるわけにはいかないのでたくさん勉強して好きなことをやると決めました。どんな困難な夢だとしても友達の夢を否定したり、諦めたりしないでください。夢を応援すれば、どちらも幸せな人生を送れると信じています。

 

残りのボート生活で楽しくトレーニングをして同期、後輩とインカレでメダルを獲ることに決めました。頼りない先輩、同期だと思うかもしれませんが、最終日に一緒に笑顔で笑いあいたいです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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