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100代漕手 向原

 おつかれさまです!


100代向原巧です。


何を書こうか悩みましたが、1回目は僕がどのように高校時代を過ごしたか書きたいと思います。


一言で言うと高校3年間は楽しくなかったです。どこかに行って遊ぶこともほとんどなかったし、甘酸っぱい恋をしたなぁとかもなく、男子校なのに熱く語り合えるような親しい友達ができたわけでもなかったです。何よりサッカーに苦しんだ3年間でした。


高校3年生の12月、高校サッカー最後の試合が終わり思ったことは「全力でやり切った」とか「まだやりたいな」ではなくて、「やっと終わったよ」でした。もうあの練習に行かなくていいってほっとしている自分がいました。


それは高校3年間サッカーをやらされていたからです。理不尽な指導や罰走、指導者から怒鳴られる、先輩から怒られる。これはどこの高校でもあると聞きますが上手くなるためだと考え楽しむ余裕が僕にはありませんでした。


1年生のある日、練習前に涙が出ました。びっくりしました。小学校からのサッカー人生でサッカーが嫌で泣くことなんてなかったからです。練習に出れば出るほどなんでサッカーをしているのかわからなくなりました。


大好きだったのに、あんなに楽しかったのに、「早く練習終われ」とか「帰りたいな」とほぼ毎日思っていました。1年生から試合に出させてもらっていたけど、そんなこと思いながら練習していたので2年、3年になるに連れて自然と出場機会はなくなっていきました。チームも3年間県でベスト4止まり。逃げたかったけど3年間やり切ると決めて入部したので辞めませんでした。


笑われるかもしれないけど、プロになりたかったし、「全国で戦う」という目標を持って入部しました。でも最後には頭の中になかったです。


正直後悔してます。周りの環境に惑わされずに、夢中になって苦しい状況をもっと楽しむべきだったと。それが出来ていたらどうなっていただろうって思います。


そして関西大学に入学しました。夢も目標もなく過ごした4月から7月までは何もない無の時間でした。ひとり暮らしでただ淡々とオンライン授業を受けるだけ、友達もできない、誕生日も1人でケーキを食べて、一言も声を出さない日もありました。人生終わったなって思いました。


そんな時に関西大学漕艇部からSNSで勧誘がありました。何か生き甲斐が欲しかったのと最後の学生生活、高校生活よりいい時間にしたいと思ってすぐに入部を決めました。


本当に人生変わりました。


日々のトレーニングはきついけど達成感がある!ご飯が美味しいと感じるようになった!笑顔が増えた!部屋が綺麗になった!頼れる先輩ができた!仲がいい同期がてきた!いろいろ良い方向に変わりました。


そして怪我をしてからは本当に変わったんだなぁとよく思います。高校サッカーで何回か骨折とか怪我したときあんまり悔しいと思わなかったけど、去年の怪我は本当に悔しかったです。ようじろうと西島さんと優勝するつもりで夢中になって練習していたし、なにより楽しんでいたからだと思います。これは高校生活で持たなかった気持ちです。


伝えたいことは、やっぱり夢中になって楽しむことが大切だということです。


楽しむことでこうしたら上手くいくな!とか色々考えて行動するようになるし、理不尽なことや悔しさ、辛さにも立ち向かっていけると思います。そしてそれらが僕たちを魅力的な人間にしてくれるはずです。


僕がこんなにも変われたのは皆さんのおかげです。自分たちで考えながら上を目指す、そんな環境に身を置くことができてよかったです。本当に感謝でいっぱいです。


魅力的な人間になります。

そして、関西大学漕艇部に恩返しします。


自主練だけじゃ寂しいです。笑

早く皆さんと練習したいです!


最後まで読んで下さってありがとうございました!

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